チューリップ賞 [GII] (2019) 予想

【展望】

年明け以降もクラシック有力な新星が続々台頭してくる牡馬戦線とは異なり、牝馬クラシック戦線は2歳時の構図がそのまま桜花賞までは継続しがち。
その傾向にある中で、阪神JF・桜花賞と同条件となる阪神1600mで行われ、さらにGII昇格し名実ともに桜花賞の最重要トライアルとなった昨年の当レースに至っては、阪神JFの1〜3着馬がそのまま上位入線。

今年も阪神JF1着の2歳女王ダノンファンタジーが本番へのステップとしてここから始動、また同4着となったアルテミスS優勝のシェーングランツも同様に始動戦。阪神JFでも差し天国となったように、阪神1600外回りで差しが届着やすい中、人気も実績が抜けている差し脚質のこの2頭に集中する。確かに両馬がとぶ可能性は考えにくいが、不安点があるとすれば共に明らかな叩き台に加え、ダノンファンタジーは最内をひいて差し遅れる可能性もあり、シェーングランツは出遅れ懸念があり追い切りの併せ馬でも遅れたところ。

この2頭には敬意を払いつつも、これでは馬券的に全く期待できなさそうなので、2頭を喰って桜舞台の優先出走権を獲得できそうな本気度の高い馬を探したいところ。

【出馬表】

馬番馬名性齢負担
重量
騎手厩舎
11ダノンファンタジー牝354.0川田将雅中内田充正(栗)
ヒモ22マルモネオフォース牝354.0富田暁木原一良(栗)
33ブランノワール牝354.0藤井勘一郎須貝尚介(栗)
44ハニーウィル牝354.0国分恭介村山明(栗)
45メイショウショウブ牝354.0池添謙一池添兼雄(栗)
56シェーングランツ牝354.0武豊藤沢和雄(美)
67ノーブルスコア牝354.0福永祐一藤原英昭(栗)
78ブリッツアウェイ牝354.0松山弘平音無秀孝(栗)
59オーバキャマラード牝354.0松若風馬本田優(栗)
510アフランシール牝354.0岩田康誠尾関知人(美)
611サムシングジャスト牝354.0A.シュタルケ松田国英(栗)
612ドナウデルタ牝354.0北村友一石坂正(栗)
713シゲルピンクダイヤ牝354.0和田竜二渡辺薫彦(栗)

【予想】

◎ メイショウショウブ

一発あるならやはりこの馬か。前々走デイリーS[GII](2着)でアドマイヤマーズに肉薄、前走阪神JF[GI] (6着)は差し勢が上位を占める中先行して直線半ばまでよく粘っていた。スローで流れるなら人気2頭を抑え粘り切る可能性も。しかし、上位2頭とは離れてるとはいえ現在3番人気なのか。。

◯ シェーングランツ

追い切りをどう見るかだが、内枠だった前走阪神JF[GI]で直線詰まったことを考えれば、11頭中5番枠はちょうど良いところ。その前走で勝ったダノンファンタジーが今回最内なら、逆転可能性も十分とみてこちらを上位に。スタート出てスムーズに回ってきてほしい。

▲ ダノンファンタジー

最終オッズも単勝1倍台前半かもしれない断然人気。穴党的に疑ってかかるなら、やはり最内に入ったこと。詰まって進路探しが遅れれば、差しが届きやすいコースとはいえスロー濃厚な前残り展開で届かない可能性もあったりなかったり。。

☆ ブランノワール

前走エルフィンS[L](2着)はアクアミラビリスの強襲に屈したとはいえ勝ちに等しい内容。機種免許取得後初日で重賞挑戦となる藤井Jへの応援も込めて。

△ ノーブルスコア

前走エルフィンS[L] (3着)のブランノワールとは0.1秒差。

△ シゲルピンクダイヤ

現在4番人気とするとは思っていたけど穴人気。前走未勝利戦の内容から、キャリア2戦で底が見えていない期待分も込みでの人気。大外は気にしなくても良さそうだが、その未勝利戦から4ヶ月の休み明けでいきなり重賞はどうか。

ヒモ マルモネオフォース

初勝利まで相手なりに走れる可能性。ワークフォース産駒で距離適正が不安だが、馬券内も。

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